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Posted by ミリタリーブログ  at 

2021年05月15日

回転式けん銃(リボルバー)の魅力

いつもご閲覧ありがとうございます。

上道流防衛戦術です。

今回は、今やあまりメジャーではなくなった「回転式けん銃(リボルバー)」の魅力をお伝えしようと思います。

リボルバー




魅力と表現すると少し大げさかも知れませんが、自動式けん銃(オートマチック)との比較を織り交ぜながらお伝えいたします。

リボルバーの一番の魅力は、

弾詰まり等の給弾不良(ジャム)が発生する可能性が、ほぼ皆無という点です。

リボルバーは、オートマチック拳銃と比較すると部品が少なく、弾を発射する際に稼働する部位は、引き金の他は回転式弾倉が約70°回転するだけです。



オートマチックは、

1 発射時に、弾頭が前方に発射される力に対する反発する力(圧力)によりスライドが後退
2 スライドを戻すためにスプリングが反発
3 スライドが戻る際に次弾を装填
4 マガジン内のバネが伸びる


という複雑な運動を繰り返しているのです。

そのため、いざ戦闘になった際に、弾がすぐに発射できなくなる可能性があります。

実際に、アメリカ警察のパトカーカメラの映像では、銃撃戦の最中銃器が故障する事態に見舞われた内容のものがありました。

ジャム



銃撃戦での銃器の故障は、死に直結するのは誰でもわかることだと思います。

そうはいっても銃撃戦が多い地域の警察官は、どうしても弾を多く装填できるオートマチックでの運用が必須ですので、サブにリボルバーを持つのも良いのではないかと思います。


そしてこちらも魅力の一つだと感じます。

手入れや、保管管理が簡単という点です。

手入れは、射撃をしたら必ず必要なことです。

発射時の煤や埃などが部品にこびりつき、動作不良起きる可能性がありますし、最悪の場合、暴発してしまって使用者が負傷する可能性も高いのです。

お手入れ



お手入れ2



写真をご覧いただくとお分かりになると思いますが、リボルバーは、手入れをする際に分解する必要がほとんどありません。

しかしオートマチックは、写真のとおり分解して手入れしなくてはなりません。

紛失や、組み立て時に破損する恐れもあります。

拳銃ではありませんが、銃器対策部隊の先輩隊員はMP5の部品を破損していたことがありました。


また、保管管理に関しては、弾を装填したままでも保管が可能という利点があります。

リボルバー弾倉




特に、現場で射撃をする機会が少ない日本警察や、海外でのホームディフェンスには最適です。

オートマチックは装弾数が多いものの、保管時に弾をマガジンに入れたままにしていると、マガジン内のバネがへたってしまいます。

そうなると、万が一の事態に備えて所持しているにも関わらず、いざ射撃する必要性が発生した際に射撃にができないという事態に陥りかねません。


現役のころは、たった5発かよ…と思っていたのは事実ですが、保管管理の点を考慮すると、リボルバーは最適だったと思っています。

寒暖差、湿度にも強いので、予備の弾を配備すれば現場の警察官の安心感は高まると思います。

また、海外でホームディフェンスウェポンとしてリボルバーを使用した防犯カメラ映像もありましたので、実際にホームディフェンスウェポンとして活躍しています。

ちなみに使用者は奥様でした。


とういことで、リボルバーは緊急事態で真価を発揮してくれる銃器だということがお分かりになったと思います。

装弾数こそ少ないものの、単純な作り故の利点があるのです。

装弾数という弱点を克服するために、特別仕様の細い弾を8発装填されるモデルや10発以上装填可能なモデルも発売されています。

今一度リボルバーのも目を向けてみてはいかがでしょうか。


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