2021年06月03日
ニュータイプ薬きょうの普及に期待!!
どうも上道流防衛戦術です。
今回は、アメリカ海兵隊が新しい薬きょうの開発に乗り出したとの記事(YouTubeチャンネル)を拝見したので、今後の普及に期待して日本警察でも導入された場合に、どのようなメリットがあるのか2点ばかり説明いたします!

まず、一つ目のメリットは、
個人装備総重量が軽量化できる
という点です。
紹介動画では、重量が約25%カットされるとなっていました。
現在普及している薬きょうは、五円硬貨にも使用されている「真鍮製」がほとんどです。
お分かりかとは思いますが、真鍮は合金(銅と亜鉛)ですので、それなりに重量がある代物ですね。
警察官を始め、実弾射撃を経験された方はその重さを感じたことがあると思います。
主要な弾丸の総重量↓
9㎜パラベラム弾 約9g(薬きょう約7g)
5.56㎜ 約12g(薬きょう約9g)
となっているようです。
私は主にMP5を使用していたので9㎜パラベラムで考えますが、5年ほど前に従事したG7金融大事会議場警戒では、一人当たり100発ほどの弾薬を携行していました。
てことは、約9g×100=約900gですから、マガジン1本当たり約250g
となるわけです。
数字だけ見るとそんなもんか、と思うかも知れませんが長時間待機したり、重くて厚いボディアーマーやヘルメットを着用していたりと、どんどんスタミナが削られていくのです。
ポリマー製の薬きょうが導入されれば、重量が約25%カットということですので、9㎜パラベラムを100発携行すると考えると、
約700g→約525g
となるわけです。
つまり、
マガジン1本分に相当します!
これは助かりますよ、ほんとに。
自衛官はもっと助かると思います。
主に5.56㎜を携行していますし、凄まじいい距離を行軍した後の作戦なんかもあるでしょうからね。
一人当たり100発携行しているとすると、
約9g×100=約900Kg
ここから25%カットされると、約750gにまで軽量されます。
極限状態では感じにくくなるかも知れませんが、極限上程に陥るまでの時間は長くなることでしょう。
軽量された分の装備品を携行させられる可能性も否定できませんが、水を多めに携行できるなどメリットは多いと思います。
2点目のメリットは、弾薬に掛ける費用の軽減です。
基本的に、大体の自治体、部隊はお金が足りない問題に悩まされています。
警察であれば、すべての部隊のサブウェポンにオートマチック拳銃が配備されていなかったり(神奈川県警銃器対策部隊はリボルバー…)、自衛隊であれば、未だに64式自動小銃しか配備されてなかったりと、資金繰りに偏りがあるのが現状です。
弾薬そのものの価格は時期によって変化しますが、
9㎜パラベラム(1$→110円計算)
50発→100$
一発当たり220円
5.56㎜
20発→100$
一発当たり550円
結構な値段ですよね…
弾丸そのものの値段はこんな感じですが、プラスで掛かる費用として
運送費
仲介手数料
関税
などが掛かってきます。
商売をしている身からすると、会計を担当している人たちが「うぎゃ」っとなっているところを容易に想像できます(笑)
こんな状況のせいか、節約したくなったのでしょう。
射撃訓練でいつも使用していた9㎜パラベラムが、大きな国製の物から、凄く近い国製の物に代わった時期がありました。
元SATの師匠は、これは多分安いやつだな、と判断しましたが、やはり見立てどおりでした。
いつも射撃訓練では、ジャムや不発はほとんど発生しなかったのですが、弾が代わってから毎回のように発生するようになったのです。
見た目はピカピカなのですが、実際の質はわるかったのです。
製造国を聞いて、皆「あー、やっぱりね」という感じでしたが…
そこで、射撃訓練での異常を本部に報告すると、すぐに元の弾丸に戻りました。
訓練でマルファンクション(異常)が発生するのはまだ良いのですが、実際の戦闘で発生しては隊員だけでなく人質の命にも関わりますからね。
こういった誤った経費削減措置が取られないようにするためにも、ポリマー製薬きょうの普及に期待します!!
ポリマー製薬きょうが紹介されていた動画↓
https://youtu.be/JBBGEXjmMsI
最後までご覧いただきありがとうございました!!
6月12日、横浜市内にてタクトレ開催のお知らせ↓
https://www.jodoryu-defense-tactics.net/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%88%e6%9c%80%e6%96%b0%ef%bc%89/
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今回は、アメリカ海兵隊が新しい薬きょうの開発に乗り出したとの記事(YouTubeチャンネル)を拝見したので、今後の普及に期待して日本警察でも導入された場合に、どのようなメリットがあるのか2点ばかり説明いたします!

まず、一つ目のメリットは、
個人装備総重量が軽量化できる
という点です。
紹介動画では、重量が約25%カットされるとなっていました。
現在普及している薬きょうは、五円硬貨にも使用されている「真鍮製」がほとんどです。
お分かりかとは思いますが、真鍮は合金(銅と亜鉛)ですので、それなりに重量がある代物ですね。
警察官を始め、実弾射撃を経験された方はその重さを感じたことがあると思います。
主要な弾丸の総重量↓
9㎜パラベラム弾 約9g(薬きょう約7g)
5.56㎜ 約12g(薬きょう約9g)
となっているようです。
私は主にMP5を使用していたので9㎜パラベラムで考えますが、5年ほど前に従事したG7金融大事会議場警戒では、一人当たり100発ほどの弾薬を携行していました。
てことは、約9g×100=約900gですから、マガジン1本当たり約250g
となるわけです。
数字だけ見るとそんなもんか、と思うかも知れませんが長時間待機したり、重くて厚いボディアーマーやヘルメットを着用していたりと、どんどんスタミナが削られていくのです。
ポリマー製の薬きょうが導入されれば、重量が約25%カットということですので、9㎜パラベラムを100発携行すると考えると、
約700g→約525g
となるわけです。
つまり、
マガジン1本分に相当します!
これは助かりますよ、ほんとに。
自衛官はもっと助かると思います。
主に5.56㎜を携行していますし、凄まじいい距離を行軍した後の作戦なんかもあるでしょうからね。
一人当たり100発携行しているとすると、
約9g×100=約900Kg
ここから25%カットされると、約750gにまで軽量されます。
極限状態では感じにくくなるかも知れませんが、極限上程に陥るまでの時間は長くなることでしょう。
軽量された分の装備品を携行させられる可能性も否定できませんが、水を多めに携行できるなどメリットは多いと思います。
2点目のメリットは、弾薬に掛ける費用の軽減です。
基本的に、大体の自治体、部隊はお金が足りない問題に悩まされています。
警察であれば、すべての部隊のサブウェポンにオートマチック拳銃が配備されていなかったり(神奈川県警銃器対策部隊はリボルバー…)、自衛隊であれば、未だに64式自動小銃しか配備されてなかったりと、資金繰りに偏りがあるのが現状です。
弾薬そのものの価格は時期によって変化しますが、
9㎜パラベラム(1$→110円計算)
50発→100$
一発当たり220円
5.56㎜
20発→100$
一発当たり550円
結構な値段ですよね…
弾丸そのものの値段はこんな感じですが、プラスで掛かる費用として
運送費
仲介手数料
関税
などが掛かってきます。
商売をしている身からすると、会計を担当している人たちが「うぎゃ」っとなっているところを容易に想像できます(笑)
こんな状況のせいか、節約したくなったのでしょう。
射撃訓練でいつも使用していた9㎜パラベラムが、大きな国製の物から、凄く近い国製の物に代わった時期がありました。
元SATの師匠は、これは多分安いやつだな、と判断しましたが、やはり見立てどおりでした。
いつも射撃訓練では、ジャムや不発はほとんど発生しなかったのですが、弾が代わってから毎回のように発生するようになったのです。
見た目はピカピカなのですが、実際の質はわるかったのです。
製造国を聞いて、皆「あー、やっぱりね」という感じでしたが…
そこで、射撃訓練での異常を本部に報告すると、すぐに元の弾丸に戻りました。
訓練でマルファンクション(異常)が発生するのはまだ良いのですが、実際の戦闘で発生しては隊員だけでなく人質の命にも関わりますからね。
こういった誤った経費削減措置が取られないようにするためにも、ポリマー製薬きょうの普及に期待します!!
ポリマー製薬きょうが紹介されていた動画↓
https://youtu.be/JBBGEXjmMsI
最後までご覧いただきありがとうございました!!
6月12日、横浜市内にてタクトレ開催のお知らせ↓
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